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化学・生物兵器の歴史

エドワード・M・スピアーズ著 ; 上原ゆうこ訳

東洋書林, 2012.7

Other Title

A history of chemical and biological weapons

化学生物兵器の歴史

Title Transcription

カガク セイブツ ヘイキ ノ レキシ

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Note

参考文献: 巻末pxxxxi-xxxxii

Description and Table of Contents

Description

化学・生物戦の卑劣、残虐なイメージは、コナン・ドイル、レマルク、ロバート・グレイヴズの作品や、国家間のプロパガンダ合戦によって増幅され、人々の心に根付いた。結果、積年の恐怖は恐怖を呼び、2003年のイラク侵攻を正当化する理由ともなったのである。硫黄の煙が使われたペロポネソス戦争から、二度の世界大戦での大規模なガス戦、イラクの化学戦プログラム、地下鉄サリン事件、炭疽菌郵送事件まで、毒物攻撃をめぐり、その使用と研究開発の過程,社会的影響を詳述。客観的事実を浮き彫りにし、兵器の抑止およびテロ対策の未来を展望する。

Table of Contents

  • 序章 化学・生物兵器とは
  • 第1章 第一次世界大戦のガス戦が残したもの
  • 第2章 抑止と軍縮—化学・生物戦への対応 一九一九年から一九九三年
  • 第3章 第三世界での紛争における化学戦
  • 第4章 化学・生物兵器の拡散
  • 第5章 イラクの化学・生物戦プログラム
  • 第6章 化学・生物テロ
  • 終章 進化する化学・生物戦
  • 解説 ポスト冷戦期の生物・化学兵器の諸相

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