失敗の本質 : 戦場のリーダーシップ篇
著者
書誌事項
失敗の本質 : 戦場のリーダーシップ篇
ダイヤモンド社, 2012.7
- タイトル別名
-
失敗の本質戦場のリーダーシップ篇
- タイトル読み
-
シッパイ ノ ホンシツ : センジョウ ノ リーダーシップヘン
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注記
その他の著者: 戸部良一, 土居征夫, 河野仁, 山内昌之, 菊澤研宗
内容説明・目次
内容説明
率先垂範の精神を欠くリーダー、硬直化した官僚的組織、プロフェッショナリズムの誤解—日本の企業・政府が「失敗の拡大再生産」のスパイラルに陥ってしまったのは、傑出したリーダーが出現しないからだ。いまこそ、戦争という有事におけるリーダーシップを検証すべきである。
目次
- 1 リーダーシップの本質(求められる「現場感覚」「大局観」「判断力」—戦場のリーダーシップ;名将と愚将に学ぶトップの本質—リーダーは実践し、賢慮し、垂範せよ)
- 2 組織とリーダーシップ(「攻撃は最大の防御」という錯誤—失敗の連鎖 なぜ帝国海軍は過ちを繰り返したのか;昭和期陸軍の病理—プロフェッショナリズムの暴走;総合国策の研究と次世代リーダーの養成—「総力戦研究所」とは何だったのか;日米比較:名もなき兵士たちの分析研究—「最前線」指揮官の条件)
- 3 リーダー像の研究(組織人になれなかった天才参謀の蹉跌—石原莞爾 官僚型リーダーに葬り去られた不遇;独断専行はなぜ止められなかったのか—辻政信 優秀なれど制御能わざる人材の弊害;危機に積極策を取る指揮官—山口多聞 理性と情熱のリーダーシップ)
- 4 戦史の教訓(ノモンハン事件「失敗の教訓」—情報敗戦 本当に「欧州ノ天地ハ複雑怪奇」だったのか;戦艦大和特攻作戦で再現する—合理的に失敗する組織;昭和期陸軍 皇軍派と統制派の確執に見る—派閥の組織行動論)
- あとがきにかえて 論理に依存するリーダーの限界—対論 リーダーの「現場力」を検証する(野中郁次郎;杉之尾宜生)
「BOOKデータベース」 より