歴史と解釈学 : 《ベルリン精神》の系譜学
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書誌事項
歴史と解釈学 : 《ベルリン精神》の系譜学
知泉書館, 2012.8
- タイトル別名
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History and hermeneutics : a genealogy of the Berliner geist
歴史と解釈学 : ベルリン精神の系譜学
- タイトル読み
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レキシ ト カイシャクガク : 《ベルリン セイシン》ノ ケイフガク
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注記
英文タイトルは巻末による
文献一覧: 巻末p43-75
内容説明・目次
内容説明
著者はトレルチ研究から出発し、歴史主義のルーツを探るうちに解釈学の水脈に遭遇した。シュライアーマッハーからベーク、ドロイゼンを経てディルタイに流れる解釈学の系譜と、トレルチからディルタイ、ドロイゼンを通ってベークへと遡る歴史主義の系譜とが、いかなる関係にあり、いつどのように合流していったのか?シュライアーマッハーの一般解釈学、ベークの古典文献学、ドロイゼンの史学論、ディルタイの精神諸科学と解釈学、トレルチの歴史哲学など、1810年に創設されたフンボルト大学哲学部にあって、5人の専門は異なるが一つの共通精神によって貫かれている“ベルリン精神”の系譜学という新たな視点から、解釈学と歴史主義をめぐる思想史的ドラマを、原典資料により克明に追跡した画期的業績である。
目次
- 序章 “思想史”の概念と方法について
- 第1章 シュライアーマッハーにおける一般解釈学の構想
- 第2章 アウグスト・ベークと古典文献学
- 第3章 アウグスト・ベークにおける解釈学と歴史主義
- 第4章 ドロイゼンの“探究的理解”について
- 第5章 ディルタイにおける解釈学と歴史主義
- 第6章 トレルチと“歴史主義”の問題
- 第7章 トレルチの“歴史主義”議論の波紋とその周辺
- 第8章 ニーバー兄弟と“エルンスト・トレルチの影”
- 終章 “ベルリン精神”と思想史研究
「BOOKデータベース」 より