大谷光瑞 : 「国家の前途」を考える
著者
書誌事項
大谷光瑞 : 「国家の前途」を考える
(アジア遊学, 156)
勉誠出版, 2012.8
- タイトル別名
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大谷光瑞 : 国家の前途を考える
- タイトル読み
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オオタニ コウズイ : コッカ ノ ゼント オ カンガエル
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注記
参考文献あり
収録内容
- 大谷光瑞と中国布教 / 川邉雄大 [執]
- 中国の大谷光瑞像及びその研究について / 王娜 [執]
- 『清国巡遊誌』を読む / 柴田幹夫 [執]
- 大谷光瑞と日露戦争下の従軍布教 / 野世英水 [執]
- 『大谷光瑞興亜計画』と中国認識 / 新野和暢 [執]
- 大谷光瑞と中国仏教 / 猪飼祥夫 [執]
- 大谷光瑞と上海事変 / 加藤愛 [執]
- ウラジオストック本願寺からシベリアへ : 太田覚眠とシベリア / 麓慎一 [執]
- 韓国「大谷コレクション」の現代史 / 山本浄邦 [執]
- 大谷光瑞と台湾 / 加藤斗規 [執]
- 大谷探検隊入蔵者資料と最近の研究動向 / 高本康子 [執]
- スバシ出土舎利容器と信仰の姿 : 大谷探検隊の将来品と汎アジア世界の宗教 / 服部等作 [執]
- 大谷探検隊とモンゴル最古のチベット仏教寺院エルデニ・ゾー : 第二次探検隊、橘・野村調査日記から / 村岡倫 [執]
- 大谷光瑞とその生涯に関わる建築について / 菅澤茂 [執]
- 大正初期浄土真宗本願寺派における教団改革と信仰運動 / 栗田英彦 [執]
- 『中外日報』にあらわれた大谷光瑞 : 明治三十六(一九〇三)年の大陸関連記事を中心に / 山本彩乃 [執]
- 上海別院 : 幻の大仏塔 / 足立沙織 [執]
- 『反省会雑誌』と大谷光瑞 / 山本彩乃 [執]
内容説明・目次
内容説明
大谷光瑞(一八七六〜一九四八、浄土真宗本願寺派第二十二世宗主)はアジア仏教徒のリーダーであることを自負し、「国家の前途」を強く意識しつつ、西本願寺の果たすべき世界的役割を熟考した人であった。彼が主宰した「大谷探検隊」だけが強調されがちであったが、光瑞の活動は、それだけに限定されるべきものではなく、海外開教の先導者としての側面や、近代日中交流史上での活躍も見落としてはならない。中国を中心として、ロシア極東地域、朝鮮半島、台湾、チベットなどアジア諸地域への光瑞の認識を概観し、今から一〇〇年ほども前に、国家の前途を世界との関わりのなかで考えようとしていたその軌跡をたどる。
目次
- 第1部 大谷光瑞と中国—「国家の前途」を考える(大谷光瑞と中国布教;中国の大谷光瑞像及びその研究について;『清国巡遊誌』を読む;大谷光瑞と日露戦争化の従軍布教;『大谷光瑞興亜計画』と中国認識)
- 第2部 大谷光瑞とアジア—帝国の拡がりとともに(ウラジオストック本願寺からシベリアへ—太田覚眠とシベリア;韓国“大谷コレクション”の現代史;大谷光瑞と台湾;大谷探検隊入蔵者資料と最近の研究動向)
- 第3部 大谷光瑞とその時代—人間光瑞に迫る(大谷光瑞とその生涯に関わる建築について;大正初期浄土真宗本願寺派における教団改革と信仰運動;『中外日報』にあらわれた大谷光瑞—明治三十六(一九〇三)年の大陸関連記事を中心に)
「BOOKデータベース」 より