書誌事項

無機的なもののセックス・アピール

マリオ・ペルニオーラ著 ; 岡田温司, 鯖江秀樹, 蘆田裕史訳

(イタリア現代思想, 2)

平凡社, 2012.8

タイトル別名

Il sex appeal dell'inorganico

無機的なもののセックスアピール

タイトル読み

ムキテキナ モノ ノ セックス・アピール

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内容説明・目次

内容説明

人間がどこまでもモノに近づいていく「ポスト・ヒューマン」状況。そこでは、中性的‐無機的‐人工的な文化現象が支配的になるが、ベンヤミンの顰にならい、この「モノ性」の感覚論を打ち立てたのが本書。同時にそれは、哲学をセクシュアル化するとともに、快楽を脱セクシュアル化する危険な試みでもある。シリーズ第二弾。

目次

  • 感覚とモノ
  • 性のプラトー
  • 神、動物、モノ
  • デカルトと感覚するモノ
  • 属するものなき衣服となる
  • 模範的中毒
  • カントとモノとしての配偶者
  • サディズムと無機的なもののセックス・アピール
  • 哲学的サイバーセックス
  • カントとモノ自体が感覚すること
  • マゾヒズムと無機的なもののセックス・アピール
  • 衣服としての身体
  • ヘーゲルと「これではないもの」としてのモノ
  • フェティシズムと無機的なもののセックス・アピール
  • ハードコアの響き
  • ヘーゲルと「さらに」としてのモノ
  • ヴァンピリズムと無機的なもののセックス・アピール
  • 造形的風景
  • ヘーゲルと「一挙に全体」としてのモノ
  • 欲望と無機的なもののセックス・アピール
  • 氾濫するインスタレーション
  • ハイデガーと信頼性としてのモノ
  • 分割と無機的なもののセックス・アピール
  • 包含的メタエクリチュール
  • ヴィトゲンシュタインと「これ」の感覚
  • 快と無機的なもののセックス・アピール
  • 倒錯的パフォーマンス

「BOOKデータベース」 より

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