ワーキングメモリ : 思考と行為の心理学的基盤
著者
書誌事項
ワーキングメモリ : 思考と行為の心理学的基盤
誠信書房, 2012.9
- タイトル別名
-
Working memory, thought, and action
- タイトル読み
-
ワーキング メモリ : シコウ ト コウイ ノ シンリガクテキ キバン
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注記
原著 (Oxford university Press, 2007) の翻訳
文献: p[389]-450
内容説明・目次
内容説明
ワーキングメモリは、今では、教育、医学、臨床活動、神経科学、工学、その他の多くの分野で参照されるようになっている。本書は、このワーキングメモリの概念を明確に定式化し、その最も有名なモデルを提唱したアラン・バドリー自身が新たな研究成果と理論的進展を盛り込んでまとめた最新の概説書である。基礎的な発見は現代的な観点から整理し直され、進化的・適応的意義まで射程に捉えて展望を開いている。話題は社会的行動や情動、意識の問題に広がり、ワーキングメモリ概念の理論的・実用的価値を新たにしてくれる。
目次
- イントロダクションと概観
- なぜ音韻ループが必要か
- 音韻ループ:課題と広がる論点
- 視空間的短期記憶
- イメージと視空間的ワーキングメモリ
- 新近性、検索、定数比の法則
- 中央実行系を細分化する
- 長期記憶とエピソード・バッファ
- エピソード・バッファの探求
- ワーキングメモリスパンにおける個人差
- 何がワーキングメモリスパンを制限するのか
- ワーキングメモリの神経イメージング
- ワーキングメモリと社会的行動
- ワーキングメモリと情動1:恐怖と渇望
- ワーキングメモリと情動2:抑うつと行為の源
- 意識性
- 多重レベルの行為制御
- ワーキングメモリ研究の広がり:生命、宇宙、そして万物について
「BOOKデータベース」 より