マリーエンバートの悲歌
著者
書誌事項
マリーエンバートの悲歌
慶應義塾大学出版会, 2012.9
- タイトル別名
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Ein liebender Mann
- タイトル読み
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マリーエンバート ノ ヒカ
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注記
原著(Reinbek bei Hamburg : Rowohlt, c2008)の翻訳
内容説明・目次
内容説明
文豪ゲーテ74歳、ウルリーケ19歳。55歳も離れた文学史上のゲーテ“最後の恋”は破れ、ゲーテはドイツ最大の恋愛詩『マリーエンバートの悲歌』を生み出した。しかし、ゲーテの死後も独身を貫いたウルリーケは死ぬ間際、ゲーテからの手紙を銀の盆の上で燃やし、その灰を銀のカプセルにつめ、棺の中に入れるように希望した—ヴァルザーはゲーテの生きた時間、人物、土地を再現するように描きだし、いわば愛と生と老いの苦悩をテーマに『老いたヴェルターの悩み』を創作したのである。現代ドイツ文学界の重鎮マルティン・ヴァルザーによる、文豪ゲーテ“最後の恋”といわれる文学史上の実話をもとに、ドイツで大反響を呼んだ長編小説。
「BOOKデータベース」 より