ナチス・ドイツの有機農業 : 「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」

書誌事項

ナチス・ドイツの有機農業 : 「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」

藤原辰史著

柏書房, 2012.10

  • : 新装版

タイトル別名

ナチスドイツの有機農業 : 自然との共生が生んだ民族の絶滅

タイトル読み

ナチス・ドイツ ノ ユウキ ノウギョウ : 「シゼン トノ キョウセイ」 ガ ウンダ 「ミンゾク ノ ゼツメツ」

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注記

参考文献: p281-293

関連年表: p294-301

内容説明・目次

内容説明

“人間中心主義”から“生物圏平等主義”への転換を目指した生命共産国家は、なぜホロコーストに行き着いたのか?ナチス農本主義とシュタイナー農法の生命観を、日本を含む同時代史のなかで捉えなおし、真のエコロジーとは何かを探る。

目次

  • プロローグ 「人間中心主義」から「生物圏平等主義」へ
  • 第1部 生成一九二四〜一九三三(「バイオ・ダイナミック農法」の誕生と展開—ドイツ・ブレスウラ 一九二四年;「インドール方式」の誕生と展開—イギリス領インド 一九二五年;「農民と自然の関係」をナチスはどう捉えたか?)
  • 第2部 混淆一九三四〜一九四一(緑色の第二革命;生命法則;バイオ・ダイナミック農法の実践者たち;総力戦と土壌(戦中編);ロシア、この「偉大なる農民の国」—モータリゼイションをめぐって;ナチ農政に対する農民たちの反発;ダレー、バイオ・ダイナミック農場へ)
  • 第3部 変容一九四一〜一九四五(有機農業と植民地主義—再生産される故郷、“生命空間”;強制収容所における有機農業—ドイツ栄養・食糧研究所;同時代の小農主義—ソ連、満洲、北海道)
  • エピローグ 「ナチス・エコロジズム」とは何か?

「BOOKデータベース」 より

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