中世イタリアの地域と国家 : 紛争と平和の政治社会史
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書誌事項
中世イタリアの地域と国家 : 紛争と平和の政治社会史
(プリミエ・コレクション, 20)
京都大学学術出版会, 2012.10
- タイトル別名
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Stato e società locali nell'Italia del Medioevo : la storia politica politica e sociale dei conflitti e della pace
- タイトル読み
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チュウセイ イタリア ノ チイキ ト コッカ : フンソウ ト ヘイワ ノ セイジ シャカイシ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
博士論文「中世北イタリアの地域国家と社会 : 在地社会・党派・紛争と平和」 (京都大学, 2008年) に加筆修正を加え、序章を書き下ろしたもの
主要参考文献: p265-285
内容説明・目次
内容説明
独特の自治都市政治文化の花が咲いた中世北イタリア。都市、農村、山岳部、そして「君主」をつなぐ人と地域がルネサンスの領域国家を生み出してゆく。その原動力を地域の紛争と平和創出の過程に求め、ミクロな争いが広域の秩序を形成するダイナミズムを析出する。紛争論の枠組みに新風を吹かし、西洋史の枠を越える意欲作。
目次
- 第1章 コムーネと広域秩序—12・13世紀ロンバルディア・ピエモンテの都市間仲裁制
- 第2章 “準都市”共同体の形成と発展—カザーレ・モンフェッラートと在地紛争
- 第3章 代官と代官区—14世紀ヴィスコンティ国家下のベルガモ
- 第4章 党派とミクロ党派—14・15世紀ベルガモにおける在地的グェルフィとギベッリーニ
- 第5章 在地的党派と地域形成—14世紀のベルガモ領域アルメンノとイマーニャ渓谷
- 終章 結論と展望
- 附章 研究史概観 都市コムーネから地域国家へ:移行の契機とその歴史的特質、そして国家の歴史の方法論
「BOOKデータベース」 より