レヴィナス : 移ろいゆくものへの視線

書誌事項

レヴィナス : 移ろいゆくものへの視線

熊野純彦著

(岩波人文書セレクション)

岩波書店, 2012.10

タイトル読み

レヴィナス : ウツロイユク モノ エノ シセン

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注記

1999年6月刊の再刊

内容説明・目次

内容説明

断片的で難解といわれるレヴィナスのテクストに刻み込まれているのは、二〇世紀に生じたさまざまな「無用の苦しみ」への問いである。『全体性と無限』『存在するとはべつのしかたで』という二つのテクストを緻密に読み解くなかで、覆いがたい絶望を前になおも希望を紡ぎつづけようとするレヴィナスの強靭な思考が、鮮やかに浮かび上がってくる。20世紀の惨禍を生き延びた者の希望の倫理学。

目次

  • 第1部 所有することのかなたへ—レヴィナスにおける“倫理”をめぐって(問題の設定—“身”のおきどころのなさの感覚から;自然の贈与—始原的な世界を“口”であじわうこと;所有と労働—世界に対して“手”で働きかけること;裸形の他者—“肌”の傷つきやすさと脆さについて ほか)
  • 第2部 移ろいゆくものへの視線—レヴィナスにおける“時間”をめぐって(物語の時間/断絶する時間;時間と存在/感受性の次元;主体の綻び/反転する時間)

「BOOKデータベース」 より

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