明治維新を考える
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明治維新を考える
(岩波現代文庫, 学術 ; 274)
岩波書店, 2012.11
- タイトル読み
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メイジ イシン オ カンガエル
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注記
有志舎(2006.8刊)の改訂
明治維新関連年表: 巻末p12-17
内容説明・目次
内容説明
明治維新はなぜ起きたのか。本書は維新をめぐる三つの謎—武士の社会的自殺、大きな原因の不在、復古による開化という矛盾—を探究し、歴史の激変を理解する枠組を提示する。また、近代化論のマリウス・B・ジャンセン、マルクス主義歴史学の遠山茂樹、国民的歴史小説家の司馬遼太郎の明治維新論の特徴を検討し、「近代化」の意味を東アジア史のなかで多角的に考察する。
目次
- 明治維新の謎—社会的激変の普遍的理解を求めて
- 第1部 愛国・革命・公議(ナショナリズムの生成—「内外」峻別、「忘れ得ぬ他者」の力学;革命理解の方法—「複雑系」による反省ネ維新史の鳥瞰;「王政・公議」体制の創出—横井小楠と大久保利通)
- 第2部 維新史家たち(マリウス・B.ジャンセン—日本の発見と比較研究;遠山茂樹—『明治維新』にみる戦後日本史学;司馬遼太郎—「国民史」の追求、「昭和」への嫌悪)
- 「近代化」再考—「東アジア的近世」論への応答
「BOOKデータベース」 より