国家論 : 石原慎太郎と江藤淳。「敗戦」がもたらしたもの
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国家論 : 石原慎太郎と江藤淳。「敗戦」がもたらしたもの
総和社, 2012.9
- タイトル別名
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国家論 : 石原慎太郎と江藤淳敗戦がもたらしたもの
- タイトル読み
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コッカロン : イシハラ シンタロウ ト エトウ ジュン。「ハイセン」ガ モタラシタ モノ
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内容説明・目次
内容説明
本書は、石原慎太郎の「永遠の青年」性の謎と、不可思議な自殺を遂げた江藤淳の「死」の謎を思想的に解明しようと試みた書であり、渡辺氏がそのための武器として見出したのは「性的比喩としての国家論」という極めて斬新な観念である。
目次
- 第1部 異端としての「父」—石原慎太郎の世界(「海」と敗戦;「八月革命」の少年たち;「父」なる「海」;石原家の母;「父」の死;『処刑部屋』と「アメリカ」への予感;国家の中の「青年」;石原慎太郎と江藤淳)
- 第2部 虚構された「中性」—軍隊で殴られた知識人たち(『虹色のトロツキー』と辻政信;「絶対悪」の復活;「私的制裁」とは何か;『空気の研究』と「中性」;「中間派知識人」たちの「反日」;コミュニストたちにとっての性的国家;軍隊のなかの「女権」)
- 第3部 「母」なる日本へ—江藤淳の過激なる回帰(『妻と私』の異常性;江藤淳と「アメリカ」;偽の「父」;山崎正和と西部邁の「アメリカ」;『一族再会』の方法;祖母という「父性」;江藤淳と三島由紀夫;「再会」と「回帰」の果て)
「BOOKデータベース」 より