幻の楽器ヴィオラ・アルタ物語
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書誌事項
幻の楽器ヴィオラ・アルタ物語
(集英社新書, ノンフィクション ; 0674N)
集英社, 2013.1
- タイトル別名
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幻の楽器ヴィオラアルタ物語
- タイトル読み
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マボロシ ノ ガッキ ヴィオラ アルタ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
ワーグナーに愛されたにもかかわらず、音楽史の表舞台から「消された」楽器、ヴィオラ・アルタ。この数奇な運命をたどってきた「謎」の楽器が数十年ものあいだ、渋谷の楽器店の奥でほこりをかぶっていた。ヴィオラ奏者であった著者は、この楽器と偶然に出会い、魅せられ、ヴィオラ・アルタ奏者に転向。欧州を駆けめぐり、なぜこの楽器が消されたのか、その謎を解いていく。一九世紀後半の作曲家たちがヴィオラ・アルタを通して表現しようとしていた音色とはどんなものだったのか。クラシック音楽の魅力と謎解きの楽しさに満ちたノンフィクション。
目次
- 第1章 「謎の楽器」との出会い(ショウケースの片隅に;明かされた名前;不思議な音色)
- 第2章 失われた歴史を求めて(散らばっていたヒント;書き込まれた数字;ヘルマン・リッター教授)
- 第3章 ヴィオラ・アルタを弾きながら(最初の南蛮渡来の楽器はヴィオラ?;日本初のヴィオラ・アルタ独奏会;忘れられたロマンス;ヴィオラ・アルタ誕生前夜;音楽家の「故郷」)
- 第4章 ヴィオラ・アルタの謎を解く(『ヴィオラ・アルタ物語』という書物;もうひとりのヴィオラ・アルタ奏者;響き合う不思議な「唸り」;「ヴィオラ・アルタはやめたほうがいい」;ワーグナーの賞賛;パリとサロンと「忘れられたロマンス」;工房の発見;作曲家ドレーゼケの血;真実のパイプオルガン;ワーグナーの呪縛)
「BOOKデータベース」 より