風雅と官能の室町歌謡 : 五感で読む閑吟集
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風雅と官能の室町歌謡 : 五感で読む閑吟集
(角川選書, 519)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2013.1
- タイトル読み
-
フウガ ト カンノウ ノ ムロマチ カヨウ : ゴカン デ ヨム カンギンシュウ
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注記
参考文献: p277-282
内容説明・目次
内容説明
室町の代表的小歌を集めた『閑吟集』には、男女の恋歌を中心に、不安な世への明るい諦念の歌など、当時の人々と人生観を映し出す311首が収められている。戦国動乱の気配が漂う室町後期、人々は無常の世を悟りながら、あえて官能に身を投げ出した。庶民から貴族までを熱狂させた「小歌」に、室町人は何を託したのか。小歌に表れたリアルな感情の動きを「五感」でとらえる斬新な方法で、室町歌謡の豊かな世界を描き出す。
目次
- 味わう(青梅の枝—性愛の讃美)
- 触れる(寝肌の争い—姉と妹の物語;打つ女・打たれる女—官能の倒錯美)
- 嗅ぐ(簾からこぼれる香り—王朝の文化と中世の遊び;残り香と面影—東下りの殿をめぐって)
- 聴く(一節切尺八の音色—王昭君の悲劇・稚児の恋;唐櫓の響き—遊女の恋)
- 視る(意匠・文様との交響—花筏・花靭・水車・誰が袖図;動物の小歌と禅の絵画—燕・蛤をめぐって)
「BOOKデータベース」 より