生類をめぐる政治 : 元禄のフォークロア
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生類をめぐる政治 : 元禄のフォークロア
(講談社学術文庫, [2155])
講談社, 2013.2
- タイトル読み
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ショウルイ オ メグル セイジ : ゲンロク ノ フォークロア
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注記
参考文献: p287-292
原本は1983年に平凡社より刊行され、その後1993年に平凡社ライブラリー版として刊行された
内容説明・目次
内容説明
動物の殺生を禁じ、特に犬の愛護を強いて民衆を苦しめたとされる徳川五代将軍・綱吉。しかしそれは本当に将軍個人の思いつき=愚行にすぎなかったのか。「鉄砲改め」や捨子・捨牛馬の禁止などを含み「生類憐み令」と総称される政策が、当時の社会的要請に応えて発せられたことを論じ、「自然と人間の歴史」のなかで「元禄という時代」の意味を捉え直す。
目次
- 農具としての鉄砲(綱吉の鉄砲改め;村への鉄砲普及;生類憐れみ政策のもとで;村の鉄砲その後)
- 御鷹と百姓(鷹か鉄砲か;綱吉の鷹政策;鷹狩復興の条件)
- 御犬様始末(食犬習俗と鷹の餌;「封建的犬所有」;犬小屋か野犬か)
- 捨子・捨牛馬(捨馬禁令;捨子の運命;元禄という時代)
- 生類概念と鳥獣害—人獣交渉史断章
「BOOKデータベース」 より