小津安二郎周游
著者
書誌事項
小津安二郎周游
(岩波現代文庫, 文芸 ; 215-216)
岩波書店, 2013
- 上
- 下
- タイトル別名
-
小津安二郎周遊
- タイトル読み
-
オズ ヤスジロウ シュウユウ
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注記
文藝春秋2003年刊
小津安二郎監督作品目録: 下巻末p11-18
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784006022150
内容説明
没後五〇年を迎える日本映画の巨匠の生涯と全仕事を見つめてきた小津研究の第一人者によるファン必携の一冊。人間小津の軌跡を驚異的な探索力で解明し、歴史の細部の検証をゆるがせにせず、映画史の該博な知識が全篇にみなぎる。上巻ではモダンボーイとして拳闘に熱狂、所属部隊の毒ガス戦への関与など戦前・戦中期の意外な事実の背景も明らかにしている。
目次
- 第1章 ボクシングのお話
- 第2章 蒲田行進曲の目撃者
- 第3章 修業と遍歴のカットバック
- 第4章 モダン都市の光と影
- 第5章 それはヨーヨーではじまった
- 第6章 碌々でもない三六年
- 第7章 『一人息子』の東京学
- 第8章 異国の戦野で
- 第9章 伏字の戦争
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784006022167
内容説明
事前検閲という形で、映画も国家統制された時代に小津はどう向き合ったのか。敗戦による社会の激変は、彼の作品をいかに変えることになったか。下巻では戦中から戦後への社会の変転の中で、『晩春』『麦秋』『東京物語』などの名作群が誕生していく過程を、斬新な視角から捉えている。代表作の解説だけに留まることなく、巨匠の実像を時代とともに精緻に描きぬいた渾身の一冊。
目次
- 第10章 還って来た男
- 第11章 「大東亜共栄圏」大概記
- 第12章 占領下というアイロニー
- 第13章 古都遍歴
- 第14章 東京(複数の)物語
- 第15章 もうひとつの才能
- 第16章 いろのみち、いろいろ
- 第17章 メメント・モリ
「BOOKデータベース」 より