イスラームとスーフィズム : 神秘主義・聖者信仰・道徳

書誌事項

イスラームとスーフィズム : 神秘主義・聖者信仰・道徳

東長靖著

名古屋大学出版会, 2013.2

タイトル別名

イスラームとスーフィズム : 神秘主義聖者信仰道徳

タイトル読み

イスラーム ト スーフィズム : シンピ シュギ・セイジャ シンコウ・ドウトク

大学図書館所蔵 件 / 147

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p273-284

内容説明・目次

内容説明

従来「イスラーム神秘主義」と訳され、知的エリートの深遠な思索がクローズアップされてきたスーフィズム。本書は、聖者信仰・「教団(タリーカ)」など民衆的要素や歴史的・地域的展開もふまえ、その多様な姿を文献とフィールドから総合的に把握、イスラームの中核に位置づけた画期的論考。

目次

  • 第1部 スーフィズムへの視座(スーフィズム研究の歴史と潮流;スーフィズムの分析枠組—三極構造論;スーフィズムの歴史)
  • 第2部 神秘主義としてのスーフィズム—存在一性論学派を中心に(イブン・アラビーと存在一性論学派;存在一性論学派の顕現説における「アッラー」の階位—カーシャーニーとジーリーを中心として;存在一性論学派における存在論と完全人間論—ジーリーを中心に;存在一性論学派の地域的展開と地域的偏差)
  • 第3部 民間信仰としてのスーフィズム—聖者信仰をめぐって(イスラーム聖者の二系列—スーフィー聖者と非スーフィー聖者;イスラームの聖者論と聖者信仰—イスラーム学の伝統のなかで)
  • 第4部 イスラームのなかのスーフィズム—その位置づけをめぐって(マムルーク朝初期のタサウウフの位置づけ—イブン・タイミーヤの「スーフィズム」批判を中心として;マムルーク朝末期におけるタサウウフをめぐる論争—ビカーイー・スユーティー論争を中心に;スンナ派とスーフィズム—ワッハーブ派への反批判をめぐって)
  • 「多神教」的イスラーム—スーフィー・聖者・タリーカをめぐって

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB12076587
  • ISBN
    • 9784815807214
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    名古屋
  • ページ数/冊数
    vii, 301p, 図版 [2] p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ