「暁」の謎を解く : 平安人の時間表現
著者
書誌事項
「暁」の謎を解く : 平安人の時間表現
(角川選書, 521)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2013.3
- タイトル別名
-
暁の謎を解く : 平安人の時間表現
- タイトル読み
-
「アカツキ」ノ ナゾ オ トク : ヘイアンビト ノ ジカン ヒョウゲン
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内容説明・目次
内容説明
『枕草子』の次の場面から何時を想像するだろうか。「夜が明けてしまいそうですね」「今さら寝てはだめですよ」。実は午前2時30分の一場面だ。時代を隔てているとはいえ、不自然さが残る。男女の別れの時刻である「暁」や、「宵」「夜もすがら」など、おなじみの時間表現を子細に検討。作品の矛盾を解き、平安人の時間感覚に迫る。新たな古典の世界を拓く画期的考察。
目次
- 第1章 平安時代、日付はいつ変わったのか
- 第2章 「暁」—男女の思いが交錯した時間
- 第3章 「有明」—平安人の美意識が重なる言葉
- 第4章 動詞「明く」が持つ重要な意味
- 第5章 「夜もすがら・夜一夜」—平安人の「一晩中」とは
- 第6章 「今宵」—今晩も昨晩も
- 第7章 「夜をこめて」—いつ「鳥の空音」をはかったか?
- 第8章 「さ夜更けて」—午前三時に向かう動き
「BOOKデータベース」 より