彼岸からの言葉
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書誌事項
彼岸からの言葉
(新潮文庫, 9673,
新潮社, 2013.4
- タイトル読み
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ヒガン カラノ コトバ
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内容説明・目次
内容説明
彼岸—それは人間の隠された暗部。精神科の待合室で「俺は何ともないけど、家族が行け行けってうるさいんだよ」と繰り返す老人。最大級の飴を「でかいでしょ」と誇らしげに口に含み、「アグァアガガ」と苦しんで訴える人。断るときは「やめてちょ」、驚くと「びっくりしたな、もう」、お礼は「ありがたや、ありがたや」と来る言葉のダダ漏れ男。元祖脱力エッセイスト、伝説の最高傑作。
目次
- 第1章 彼岸へ(「彼岸へ」ノート;雪の日に、爪を切りたがる人がいる;彼岸のゾーン ほか)
- 第2章 いましがた壷をこわしたもの(「いましがた壷をこわしたもの」ノート;垂れて私たちは彼岸へと行く;言葉は水滴のように零れた ほか)
- 第3章 私はただ見ている(「私はただ見ている」ノート;石を投げる;子供たちの視線 ほか)
「BOOKデータベース」 より