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覚書幕末・明治の美術

酒井忠康著

(岩波現代文庫, 文芸 ; 219)

岩波書店, 2013.4

タイトル別名

幕末・明治の美術 : 覚書

覚書幕末明治の美術

幕末明治の美術 : 覚書

タイトル読み

オボエガキ バクマツ メイジ ノ ビジュツ

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注記

初出一覧: p337-338

『野の扉 : 描かれた辺境』(小沢書店1980年刊), 『影の町 : 描かれた近代』(同1983年刊), 『遠い太鼓 : 日本近代美術私考』(同1990年刊)より著者により15篇を選び、他の単行書、単行本未収録の論文からも9篇を収録、全19篇の構成とし、全篇に加筆修正を施したもの

内容説明・目次

内容説明

本書は日本の近代美術を幕末・明治の揺籃期を中心に、その後の展開を論じた文章で構成。美術作品はもとより、美術家たちの活動をも変転いちじるしい時代や社会の動向に照らして描いている。洋の東西にわたる広い視野のなかに浮かんでくる日本美術の「近代」といえるが、西洋文化=美術と邂逅した美術家の挑戦と挫折であり、さらには胎動とその準備を語ることを通じて、日本美術の「近代」が、いかなる過程を経て確立されていったのかを生き生きと描出。歴史と芸術の相克を探った独特の美術エッセー(覚書)である。岩波現代文庫オリジナル版。

目次

  • 1 先駆者の視界(西から東へ、あるいは東のなかの西;未知の地平—司馬江漢 ほか)
  • 2 明治美術の一隅(福澤諭吉ノート;川上冬崖の死 ほか)
  • 3 外国人の眼(歴史の風景;知られざる画家セオドア・ウオレス ほか)
  • 4 時代の明暗(横浜絵、あるいは港町慕情;写真術の招来 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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