翻訳論とは何か : 翻訳が拓く新たな世紀
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翻訳論とは何か : 翻訳が拓く新たな世紀
彩流社, 2013.2
- タイトル別名
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翻訳論とは何か : 翻訳が拓く新たな世紀
- タイトル読み
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ホンヤクロン トワ ナニ カ : ホンヤク ガ ヒラク アラタナ セイキ
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注記
参考文献: 巻末p6-16
内容説明・目次
内容説明
新しい研究領域として文化批評を活性化させてきた「翻訳論」は、現在、どのような展開を遂げているのか—言語は「他者」にどう関わるのか、「他者」と「主体」の問題に、ポストコロニアル批評と翻訳学はどう関わってきたのか—他の批評理論も絡めながら、多様な「翻訳論」を紹介し、モダニズム後の言語文化と歴史意識が「翻訳論」とどのような相互関係にあるのかを読み解く。「歴史」の再読を「自己翻訳」として拓いたホロコーストの言説を取り上げ、「世界文学」とは何かを提示する。
目次
- 第1章 文化批評としての「翻訳」—ポストコロニアル批評と翻訳論(多様性と越境のダイナミズム—翻訳論の現代的展開;翻訳による植民化・脱植民化—共犯と批評の展開 ほか)
- 第2章 再・読/記述としての「翻訳」—モダニズム後と歴史の解体(再記述としての翻訳;「再読」から「再翻訳」へ ほか)
- 第3章 「他者」を語る言説—「物語」への注視(ナラティヴ論の転回と「大きな物語」の解体;歴史意識に協働する「記憶」 ほか)
- 第4章 忘却への抵抗—ホロコーストを語る自伝(「ホロコースト文学」という言説;ホロコースト「その後の生」と自伝—「不在」を語る言説 ほか)
- 第5章 世界文学とは何か—越境のアポリアを超えて(自身を語ること;他者を語ること ほか)
「BOOKデータベース」 より