森鷗外「舞姫」を読む

書誌事項

森鷗外「舞姫」を読む

清田文武編

勉誠出版, 2013.4

タイトル別名

森鴎外舞姫を読む

タイトル読み

モリ オウガイ マイヒメ オ ヨム

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注記

参考文献: 論末

内容説明・目次

内容説明

日本の近代化とのかかわり、西洋文化からの衝撃、芸術における形式の破壊と創造など幅広い問題を含む『舞姫』。本書では、鴎外の執筆行為そのものに先駆性を見出し、その特色を探るとともに、西欧文化との接触が主題や文体の選択にどのような手掛かりを与えたのかを考察する。さらに、執筆の動機、事実と創作の境界、文学史的位置付け、現代語訳の意義など、多角的な読みのための方法論・新視点を紹介する。

目次

  • 第1章 『舞姫』の形成—人物造型を中心に(『舞姫』はなぜ書かれたか?;「エクソフォニー小説」としての『舞姫』—実体験の「翻訳」という創作 ほか)
  • 第2章 『舞姫』の表現—その内的しくみ(鴎外『舞姫』論—記憶を語る語り・「想」の表象;『舞姫』における心的なるもの ほか)
  • 第3章 『舞姫』の問題点と新視点—留学体験との関係(『舞姫』の悲劇;文学の自立—鴎外の活路 ほか)
  • 第4章 『舞姫』の位相—『舞姫』以前・以後の文学(『舞姫』の位相—表現・文体・文学的系譜の視点から;『舞姫』の恐るべき先駆性—近代文学研究状況批判/「語り手」の語らない自己表出 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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