体制の歴史 : 時代の線を引きなおす
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体制の歴史 : 時代の線を引きなおす
洛北出版, 2013.3
- タイトル別名
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Histories of regimes : articulation for times
- タイトル読み
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タイセイ ノ レキシ : ジダイ ノ セン オ ヒキナオス
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内容説明・目次
内容説明
本書は、メジャーな「体制」の歴史に、マイナーな「体制」の歴史の視座を持ち込むことで、メジャーな「体制」の歴史を批判的にとらえかえそうとする書である。たとえば、本書は、直接的に「福祉国家体制」や「治安体制」や「グローバル経済体制」を扱ってはいないし、それらに対する内在的批判も行なっていない。本書が企図しているのは、こうしたメジャーな体制が取りこぼしてきた人々や問題や生活のあり様から、別の「体制」といった視座を打ち立てることで、これまでの「体制」の歴史に新たな分断線や補助線を引くことである。
目次
- 第1部 生存の体制—労働と社会関係のエコノミー(戦時福祉国家化のもとでのハンセン病政策—乞食労働・都市雑業労働の編成;構想される「生業」への経路—貸付による離陸;満洲開拓者の再定住と生活再建;「女の町」の変貌—戦後における京都花街の年季奉公をめぐって)
- 第2部 セキュリティの体制—体制批判の時代とその時代性(精神衛生の体制の精神史—一九六九年をめぐって;答刑論争にみる死刑存置を支える思考様式;叛逆者としての「磯部浅一」の発見—『日本暗殺秘録』(一九六九年)をめぐって;Notes on the Snake Dance/Zigzag Demonstration)
- 第3部 周辺の体制/体制の周辺—体制変容の只中での少数派たち(集団の名 集団の顔—アルゼンチンの社会変動と「ニッケイ」;アポリアを生み出す自主管理—パナマ東部先住民エンベラから見る先住民統治体制;モンゴル牧畜社会における二つの近代化—開発政策の転換と都市近郊の牧畜経営をめぐって)
- 体制の歴史—時代の線を引きなおす
「BOOKデータベース」 より