ルドン《アモンティラードの酒樽》 : 夢のまた夢
著者
書誌事項
ルドン《アモンティラードの酒樽》 : 夢のまた夢
(作品とコンテクスト)
三元社, 2013.6
- タイトル別名
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Odilon Redon : das Faß Amontillado : der Traum eines Traumes
ルドン : アモンティラードの酒樽 : 夢のまた夢
- タイトル読み
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ルドン 《アモンティラード ノ サカダル》 : ユメ ノ マタ ユメ
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注記
原著(c1998)の翻訳
折り込図1枚
参考文献: p124-126
オディロン・ルドン年譜: p127-129
ヨーロッパおよび日本の美術館に所蔵されているルドンの主要作品: p130-132
図版出典リスト: p133
内容説明・目次
内容説明
画家自らが「不確定さ」を強調し、解釈困難として放置されてきたこの素描作品は、近年発見された新史料によりポーの小説を源泉にもつことが判明した。だが、作品は絵画としての自立性を求めて物語を超越し、いずれからも決定されない。本書は、徹底した作品観察にもとづくイコノロジーの視点で画家が幾重にも織り込んだ造形的創意を読みとき、ルドンがついに獲得した高度な「抽象性」への道程を明らかにする。
目次
- 第1章 一枚の紙—不確定性、形態、物語
- 第2章 ポーとルドン—両義的な関係
- 第3章 視覚的な類似—テキストとイメージ
- 第4章 ポーに由来するイメージ
- 第5章 『アモンティラードの酒樽』と折り重なる犠牲者
- 第6章 ポーとしての自画像
- 第7章 カーニバル、鈴、道化師
- 第8章 アウトサイダーとしての芸術家
- 第9章 「夢のまた夢」—ルドンの「狂気」
- 第10章 想像力、カリカチュア、抽象
「BOOKデータベース」 より