源氏物語の誕生 : 披露の場と季節

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源氏物語の誕生 : 披露の場と季節

斎藤正昭著

笠間書院, 2013.6

タイトル読み

ゲンジ モノガタリ ノ タンジョウ : ヒロウ ノ バ ト キセツ

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注記

五十四帖の執筆・発表年譜: p274-277

紫式部略年譜: p278-281

内容説明・目次

内容説明

紫式部は『源氏物語』五十四帖の各巻を、いつ、どのようにして執筆・発表したか。これまで著者は、自身による五期構成説に基づき、推定でき得る限りの執筆時期を提示してきたが、本書でさらなる執筆時期の限定、及びモデル・准拠を求めていく。具平親王家サロン周辺、並びに彰子中宮サロンという披露の場と、巻々に示されている時節を手がかりに、埋もれた事実を発掘する。

目次

  • 第1章 五十四帖の執筆・発表時期—発表の場と季節を手掛かりとして(第一期(帚木三帖);第二期前半(「桐壷」〜「葵」六帖)—源明子の典侍辞任を手掛かりとして;第二期後半(「賢木」〜「藤裏葉」十二帖) ほか)
  • 第2章 『源氏物語』のモデルと准拠(帚木三帖—具平親王と光源氏;「桐壷」巻—敦康親王と光る君;六条御息所—京極御息所・中将御息所・斎宮女御を手掛かりとして ほか)
  • 第3章 王朝文学は如何にして発表されたか(『宇津保物語』『落窪物語』『堤中納言物語』からの照射;『枕草子』—女房文学発表の場;『紫式部日記』—『枕草子』の影響)

「BOOKデータベース」 より

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