田中正造 : 未来を紡ぐ思想人
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書誌事項
田中正造 : 未来を紡ぐ思想人
(岩波現代文庫, 学術 ; 297)
岩波書店, 2013.7
- タイトル読み
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タナカ ショウゾウ : ミライ オ ツムグ シソウジン
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注記
筑摩書房 1995年刊の再刊
人名索引: 巻末p1-5. 事項索引: 巻末p6-8
田中正造略年表: 巻末p9-12
内容説明・目次
内容説明
田中正造の没後百年にあたる今、正造の思想の先駆性と生命力に新たな関心が集まっている。とりわけ「真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし」という言葉に象徴されるその文明観の射程に、三・一一を経て関心が寄せられている。近代日本に根底的な問いをぶつけ格闘し続けた生涯から、私たちは何を学ぶべきか。本書は、正造研究の第一人者が稀有な思想家の全体像を描き、とりわけ正造の思想史的な意義を丁寧に読み解く。
目次
- 序章 田中正造の人間像—ユーモアの精神を中心に
- 第1章 田中正造の生の軌跡と足尾銅山鉱毒事件
- 第2章 「人権尚山河の如し」—人権の思想
- 第3章 「どこまでもじぶんでやるせいしん」—自立の思想
- 第4章 自治は「女子の操の如し」—自治の思想
- 第5章 「真理を中心とする憲法なり」—憲法の思想
- 第6章 「人民を救ふ学文を見ず」—「谷中学」の思想
- 第7章 「治水ハ造るものニあらず」—水と自然の思想
- 第8章 「弱のまゝ」で「弱きを救ふ」—宗教と解放の思想
- 終章 二一世紀に輝く田中正造
「BOOKデータベース」 より