脳と機械をつないでみたら : BMIから見えてきた

書誌事項

脳と機械をつないでみたら : BMIから見えてきた

櫻井芳雄著

(岩波現代全書, 008)

岩波書店, 2013.7

タイトル読み

ノウ ト キカイ オ ツナイデ ミタラ : BMI カラ ミエテ キタ

注記

参考文献: 巻末p1-6

内容説明・目次

内容説明

念じるだけで機械を動かす!?「攻殻機動隊」や「ロボコップ」の世界を現実にするかのようなBMIは、脳と機械を直接つないだ究極の身体代替システムだ。この研究は、どこまで進み、神経科学にどんな知見をもたらしたのか?まだ十分に解明されていない、脳の根本的かつ重要な特性と、ほぼわかっている構造と機能の実態を、最新の知見を取り交ぜ解説する。研究の面白さと神経科学における重要性、社会への影響を述べ、今後の脳研究がめざすべき目標を、社会的観点からも考察する。

目次

  • 第1章 脳で機械を動かす?(SFから現実へ;進展するサルのBMI;ラットのBMIからわかること;誤解と実態)
  • 第2章 BMIが突きつけた脳の根本問題(何が情報を表現しているのか;情報は脳全体にあるのか特定部分にあるのか;脳はどこまで変わるのか;脳と身体はどこまで一体か;自発的な脳活動は何を意味しているのか)
  • 第3章 BMIにつながる脳と脳研究の実態(多彩な細胞と信号伝達;究極の民主主義;必然的な個性;脳研究の現場)
  • 第4章 神経科学とBMIの未来(融合研究と反還元主義;故障した脳の修復;脳の操作と倫理;ユートピアの姿)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示
詳細情報
ページトップへ