デジタル人文学のすすめ
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デジタル人文学のすすめ
勉誠出版, 2013.7
- タイトル読み
-
デジタル ジンブンガク ノ ススメ
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注記
内容: 総論: デジタル人文学の現在, 第1部: デジタル環境の出現と普及(「図書館が資料をデジタル化するということ」-「魅力的なデータベースとは何か」, 研究ノート(「日本古典画像資料を含む主なデジタルリソース」)), 第2部: 人文学諸分野との融合(「〈国文学〉のミレニアム」-「デジタル画像における史料改竄の問題」, 研究ノート(「「ウィキ絵巻」開発記」), 第3部: 明日のデジタル人文学へ(「デジタル・ヒューマニティーズと教育」-「「頼政」面を溯る」), あとがき(楊暁捷, 小松和彦, 荒木浩), 執筆者一覧
国際日本文化研究センター公募の外国人研究員による共同研究に採択された「デジタル環境が創成する古典画像資料研究の新時代」(平成23年度-24年度) の成果報告書
参考文献あり
収録内容
- デジタル人文学の現在 : 本書の解題をかねて / 楊暁捷 [執筆]
- 図書館が資料をデジタル化するということ : 国立国会図書館のデジタルアーカイブ / 大場利康 [執筆]
- だれでも楽しめるデジタルアーカイブを目指して : 国立文化財機構「e国宝」 / 村田良二 [執筆]
- 電子資料館事業の現在と未来 : 国文学研究資料館のデジタルデータベース構築 / 海野圭介 [執筆]
- 小規模大学での地域に密接した画像公開の取り組み : 奈良女子大学「奈良地域資料画像データベース」の場合 / 千本英史 [執筆]
- 魅力的なデータベースとは何か : 日文研の怪異・妖怪関係データベースをめぐって / 小松和彦 [執筆]
- 日本古典画像資料を含む主なデジタルリソース / 楊暁捷 [執筆]
- 「国文学」のミレニアム : レトロ-プロスペクティブなデジタル元年 / 荒木浩 [執筆]
- 史料校訂に関わるデジタル環境 / 藤原重雄 [執筆]
- デジタル時代における博物館コレクションの表現 : 歴史的な視角から / 田良島哲 [執筆]
- 傑作はどこへ消えた? : デジタル複製による文化財の置換問題を考える / 山田奨治 [執筆]
- デジタル画像における史料改竄の問題 : 被差別地域の地名表記の問題をめぐって / 千本英史 [執筆]
- 「ウィキ絵巻」開発記 / 楊暁捷 [執筆]
- デジタル・ヒューマニティーズと教育 : 人材育成の必要性とデジタルアーカイブのサスティナビリティー / 赤間亮 [執筆]
- Linked Open Dataと学術・文化情報の流通 / 大向一輝 [執筆]
- 持続可能なデジタル・アーカイブの可能性 / 森洋久 [執筆]
- 『日本常民生活絵引』の再生 : 「絵画物語論」のために / 小峯和明 [執筆]
- デジタル社会における奈良絵本・絵巻研究 / 石川透 [執筆]
- 「頼政」面を溯る : 能・狂言面データベースの可能性 / 大谷節子 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
デジタル技術により開かれつつある世界、その実現への道のりと運営の課題、技術革新の背後にある陥穽、そして、これからの可能性。国文学・歴史学におけるデジタルアーカイブや、妖怪データベース、電子図書館やe国宝など、めまぐるしく変化する「デジタル人文学」の環境を、実際の現場から捉え直し、人文学の未来を考える立ち位置と思考の拠り所を提供する。
目次
- 総論(デジタル人文学の現在—本書の解題をかねて)
- 第1部 デジタル環境の出現と普及(図書館が資料をデジタル化するということ—国立国会図書館のデジタルアーカイブ;だれでも楽しめるデジタルアーカイブを目指して—国立文化財機構「e国宝」;電子資料館事業の現在と未来—国文学研究資料館のデジタルデータベース構築;小規模大学での地域に密着した画像公開の取り組み—奈良女子大学「奈良地域資料画像データベース」の場合;魅力的なデータベースとは何か—日文研の怪異・妖怪関係データベースをめぐって;研究ノート 日本古典画像資料を含む主なデジタルリソース)
- 第2部 人文学諸分野との融合(“国文学”のミレニアム—レトロ‐プロスペクティブなデジタル元年;史料校訂に関わるデジタル環境;デジタル時代における博物館コレクションの表現—歴史的な視角から;傑作はどこへ消えた?—デジタル複製による文化財の置換問題を考える;デジタル画像における史料改竄の問題—被差別地域の地名表記の問題をめぐって;研究ノート 「ウィキ絵巻」開発記)
- 第3部 明日のデジタル人文学へ(デジタル・ヒューマニティーズと教育—人材育成の必要性とデジタルアーカイブのサスティナビリティー;Linked Open Dataと学術・文化情報の流通;持続可能なデジタル・アーカイブの可能性;『日本常民生活絵引』の再生—“絵画物語論”のために;デジタル社会における奈良絵本・絵巻研究;「頼政」面を溯る—能・狂言面データベースの可能性)
「BOOKデータベース」 より