書誌事項

「東洋の魔女」論

新雅史著

(イースト新書, 009)

イースト・プレス, 2013.7

タイトル別名

東洋の魔女論

タイトル読み

「トウヨウ ノ マジョ」ロン

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内容説明・目次

内容説明

一九六四年一〇月二三日、視聴率六六・八%を稼ぎ出すほどの国民が見守る中、金メダルを獲得した「東洋の魔女」。彼女たちが在籍した繊維工場は、当時多くの女性が従事した日本の基幹産業であり、戦前には『女工哀史』に象徴されるような非惨な労働環境も抱えていたが、そこでバレーボールが行われたことの意味するものは何か。そして「東洋の魔女」が「主婦」を渇望したことの意味するものは何か。「レクリエーション」という思想からバレーボールが発明され、日本の繊維工場から「東洋の魔女」が誕生したことの歴史性を考察する。

目次

  • 第1部 実践としてのレクリエーション(都市とレクリエーション;工場とレクリエーション;レクリエーションのグローバル化と日本)
  • 第2部 歴史的必然としての「東洋の魔女」(バレーボールの日本的受容;繊維工場内の女子バレーボール;工場から企業のバレーボールへ;せめぎあう共同性とスペクタクル化;「魔女」から「主婦」への旅立ち)

「BOOKデータベース」 より

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