科学者が人間であること
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書誌事項
科学者が人間であること
(岩波新書, 新赤版 1440)
岩波書店, 2013.8
- タイトル読み
-
カガクシャ ガ ニンゲン デアル コト
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内容説明・目次
内容説明
大震災を経てなお変われぬ日本へ—大森荘蔵、宮沢賢治、南方熊楠らに学びつつ“自然”“生命”から近代科学文明を問い直す。
目次
- 1 「生きものである」ことを忘れた人間(「生きものである」とはどういうことか;「ヒト」の特徴を考える;近代文明とは何だったか—「生命」の視点から)
- 2 「専門家」を問う—社会とどう関わるか(大森荘蔵が描く「近代」;専門家のありようを見直す;社会に対する「表現」;生活者として、思想家としての科学者)
- 3 「機械論」から「生命論」へ—「重ね描き」の提案(近代科学がはらむ問題;「密画化」による「死物化」;「重ね描き」という方法;自然は生きている;「知る」ことと「わかる」こと)
- 4 「重ね描き」の実践にむけて—日本人の自然観から(日本人の自然観;「重ね描き」の先達、宮沢賢治;「南方曼陀羅」と複雑系の科学;重ね描きの普遍性)
- 5 新しい知への道—人間である科学者がつくる(生命科学の誕生;アメリカ型ライフサイエンスの問題点;何を変えていくか;生命誌研究館の二〇年とこれから)
「BOOKデータベース」 より