戦間期東アジアの日本語文学
著者
書誌事項
戦間期東アジアの日本語文学
(アジア遊学, 167)
勉誠出版, 2013.8
- タイトル読み
-
センカンキ ヒガシアジア ノ ニホンゴ ブンガク
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注記
その他の編者: 掛野剛史, 渋谷香織, 田口律男, 中沢弥, 松村良
収録内容
- 一九三二年の上海:戦争・メディア・文学 : 穆時英の「空閑少佐」 / 李征執筆
- 中国モダニズム文学と左翼文学の併置と矛盾について : 雑誌『無軌列車』、『新文芸』を中心に / 劉妍執筆
- 占領期上海における『上海文学』と『雜誌』 : 内山完造と中国文化人荻崖、陶亢徳に着眼して / 呂慧君執筆
- 張資平ともう一つの中国新文学 : 『資平自選集』をめぐって / 城山拓也執筆
- 村松梢風と騒人社 : 魔都と侠客 / 中沢弥執筆
- 雑誌『改造』と「上海」 / 松村良執筆
- 上海「魔都」イメージの内実 : 村松梢風・井東憲から横光利一へ / 石田一志執筆
- 上海表象のリミット : 横光利一と前田河廣一郎 / 田口律男執筆
- 表象の危機から未来への開口部へ : 田辺元と横光利一の交錯点 / 柳瀬善治執筆
- 汪兆銘政権勢力下の日本語文学 : 詩人・池田克己の活動を通じて / 木田隆文執筆
- 明朗上海に刺さった小さな棘 : 池田みち子の「上海もの」をめぐって / 大橋毅彦執筆
- 森三千代の上海 : 描かれた装いの意味 / 宮内淳子執筆
- 佐藤春夫『南方紀行』の路地裏世界 : 厦門租界と煙草商戦の「愛国」 / 河野龍也執筆
- 一九二〇、三〇年代の佐藤春夫、佐藤惣之助、釈迢空と「南島」 / 浦田義和執筆
- 書く兵隊・戦う兵隊 : 日野葦平と雑誌『兵隊』 / 掛野剛史執筆
- 植民地をめぐる文学的表象の可能性 : 小出正吾・森三千代・西川満をめぐって / 土屋忍執筆
- 一九三五年の台湾と野上弥生子 : 花蓮・大武の公学校教師との出逢い / 渡邊ルリ執筆
- まなざしの地政学 : 大連のシュルレアリスムと満州アヴアンガルド芸術家クラブ / 小泉京美執筆
- 満州ロマンの文学的生成 : 「満州浪漫」と「芸文志」同人の活動を中心に / 劉建輝執筆
- 境界線と越境 : 中薗英助の習作群をめぐって / 戸塚麻子執筆
- 李箱の詩、李箱の日本語 : メディアとしての/むきだしにされた日本語 / 佐野正人執筆
- 戦間期における朝鮮と日本語文学 / 南富鎭執筆
内容説明・目次
内容説明
ふたつの世界大戦に挟まれた「戦間期」。勢力を増した日本の「東アジア」におけるプレゼンスは、「日本語文学」にどのような問題を突きつけたのか。メディアやツーリズムの発達、雑誌・出版・映画の興隆、植民地支配による異文化接触などを視野にいれつつ、一国主義的な文学概念を相対化し、「東アジア」の「日本語文学」の可能性と問題点を考察。現代の諸問題につながる“越境”のダイナミズムと、ハイブリッドな文化現象を照射する。
目次
- メディア表象—雑誌・出版・映画(一九三二年の上海:戦争・メディア・文学—穆時英の『空閑少佐』をめぐって;中国モダニズム文学と左翼文学の併置と矛盾について—雑誌『無軌列車』、『新文芸』を中心に ほか)
- 上海文化表象—都市・空間(上海“魔都”イメージの内実—村松梢風・井東憲から横光利一へ;上海表象のリミット—横光利一と前田河廣一郎 ほか)
- 南方・台湾文化表象—植民地・戦争(佐藤春夫『南方紀行』の路地裏世界—厦門租界と煙草商戦の「愛国」;一九二〇、三〇年代の佐藤春夫、佐藤惣之助、釈迢空と「南島」 ほか)
- 北方文化表象—満洲・北京・朝鮮(まなざしの地政学—大連のシュルレアリスムと満洲アヴアンガルド芸術家クラブ;満洲ロマンの文学的生成—「満洲浪曼」と「芸文志」同人の活動を中心に ほか)
「BOOKデータベース」 より