明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか

書誌事項

明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか

大島幹雄著

祥伝社, 2013.8

タイトル別名

明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか

タイトル読み

メイジ ノ サーカス ゲイニン ワ ナゼ ロシア ニ キエタノカ

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内容説明・目次

内容説明

幕末の開港とともにいち早く海外に出た日本人サーカス芸人たちは、世界各国で活躍した。とくに1910(明治43)年、ロシアに渡ったヤマダサーカス一座が、ショッキングな「ハラキリ」芸を披露して、ロシアのみならずヨーロッパ中の観客を魅了していた。ヤマダサーカスには「イシヤマ」、「タカシマ」、「シマダ」という名の芸人たちが参加し、日本古来の伝統芸を披露して大人気を博した。しかし、そんな彼らの前にはロシア革命という20世紀最大の事変が待ち受けていた—。歴史に翻弄された3人の足跡をたどりながら、当時海外で最も有名だった日本人一座「ヤマダサーカス」の全貌に迫る。

目次

  • 第1章 日露戦争前のロシアに渡ったサーカス芸人(なぜ彼らは海を渡ったのか;ロシアで好評を博した日本人たち)
  • 第2章 追跡、謎のヤマダサーカス(戦慄のハラキリショー;山根ハルコのロシア放浪記;極東サーカス—サーカスがつないだ日本とロシア;帰ってきたイシヤマ;ジャグラー、タカシマ伝説;戦争とサーカス)
  • 第3章 サーカスと革命(山根ハルコの悲劇;アヴァンギャルドとタカシマ;イルクーツクのドクター・シマダ)
  • 第4章 粛清されたサーカス芸人(ヤマサキキヨシの運命;ナロフォミンスクからの手紙;パントシ・シマダの秘密;究極のバランス芸)

「BOOKデータベース」 より

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