ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎
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書誌事項
ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎
(集英社新書, 0707G)
集英社, 2013.9
- タイトル別名
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ニュートリノでわかる宇宙素粒子の謎
- タイトル読み
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ニュートリノ デ ワカル ウチュウ ソリュウシ ノ ナゾ
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内容説明・目次
内容説明
無限の広がりを持つ宇宙と、極小を描き出した素粒子の世界。両者が実は密接に関連する様子を明らかにした宇宙物理学にあって、ニュートリノは宇宙創生の謎を解く最も重要な役割を担っている。「身の回りにおびただしい数が存在しているのに、未だ捕まえることのできた数はごく僅かである」「飛んでいる間に次々と別のタイプに変化する」…数ある素粒子の中でも、異彩を放つニュートリノ。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊に続き、著者は研究を主導し「ニュートリノ振動」などの世界的難問を解決した。第一人者が、最新の素粒子物理学とそのスリリングな実験現場を、数式を使わずにわかリやすく解説する。
目次
- 第1章 ニュートリノとは何か(「理論」と「実験」は物理学の両輪;ニュートリノの存在は湯川秀樹博士の「中間子理論」の五年前に予言された ほか)
- 第2章 「ニュートリノ天文学」の扉を開いたカミオカンデ実験(ニュートリノ検出実験に求められる三つの基本条件;候補地の釜石と恵那山トンネルを断念して神岡へ ほか)
- 第3章 ニュートリノに質量はあるのか—スーパーカミオカンデとカムランドの功績(太陽ニュートリノの欠損問題;欠損は太陽内部の異常なのか、ニュートリノ自体の性質なのか ほか)
- 第4章 素粒子の統一と宇宙誕生の謎(「標準理論」に含まれる一七種類の素粒子;「左巻き」しか発見されていないニュートリノ ほか)
- 第5章 これからのニュートリノ研究(「消えた反物質」の謎;「CP対称性の破れ」と小林・益川理論 ほか)
「BOOKデータベース」 より