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『道草』論集 : 健三のいた風景

鳥井正晴, 宮薗美佳, 荒井真理亜編

(近代文学研究叢刊, 51)

和泉書院, 2013.9

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道草論集 : 健三のいた風景

『道草』論集健三のいた風景

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ミチクサ ロンシュウ : ケンゾウ ノ イタ フウケイ

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Note

『道草』研究文献目録: p[407]-482

Description and Table of Contents

Description

健三(漱石)の、御住(鏡子夫人)の、養父・島田(塩原)の、そして係累たちの「人生」の刻印を、余すところなく描いた自伝小説『道草』に、真っ向から対峙する『道草』論、14篇を収録する。三者のリレー方式による、同時代から現代に至る「『道草』研究史」・100年のリールを付す。膨大にして詳細な「『道草』研究文献目録」つき。

Table of Contents

  • 『道草』論(否定表現からみる『道草』論;『道草』を書くこと;『道草』の表現—換喩及び「彼」の多用について;『道草』—幼時の記憶;「道草」小論—“時間の守銭奴”の“道草”;健三の金銭問題をめぐる一考察;健三と島田—「道草」試論;『道草』の語り手と健三の内面劇—「義父の連印依頼」(七十一回〜七十九回)の場合;夏目漱石『道草』論—大正自由主義教育運動前夜の時期を背景に;『道草』が描いた“家族”—明治三十年代から大正初頭を視座として;“裁縫する女”の図像学—明治・大正期における裁縫の社会的意味と漱石作品におけるイメージ;『道草』論—旅からの帰還;『道草』の頃—漱石の書簡を手がかりにして;『道草』論の前提—宗教的な、あまりに宗教的な)
  • 『道草』研究史(『道草』の評価をめぐって—作品発表当時〜昭和二十年;『道草』研究史—昭和二十年〜昭和四九年;『道草』研究史—昭和五十年〜現在)
  • 『道草』研究文献目録

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