フーコーの闘争 : 「統治する主体」の誕生
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書誌事項
フーコーの闘争 : 「統治する主体」の誕生
慶應義塾大学出版会, 2013.9
- タイトル別名
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Michel Foucault
統治する主体の誕生
「統治する主体」の誕生
- タイトル読み
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フーコー ノ トウソウ : トウチ スル シュタイ ノ タンジョウ
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注記
参考文献: p291-312
内容説明・目次
内容説明
後期フーコーは「権力があるところに、抵抗がある」には留まらない。権力関係を成立させる“自由”に賭けるのだ。自由を用いる統治する主体は、「主観的な」真理によって、自己と他者の振る舞いを導き、他者から導かれる。生の美学、自己の倫理、自由の実践は、自己と他者への統治的なはたらきかけを指す。後期フーコー権力論の転回、その可能性の核心を捉える俊英の鮮やかなデビュー作。
目次
- 序章 フーコー統治論をめぐる状況
- 第1章 誘惑される権力—抵抗の先行性と不可能性をめぐって
- 第2章 規律訓練とエロスの技法—“導き”のキリスト教型権力モデル
- 第3章 司牧権力の系譜学—新自由主義批判から自己と他者の統治へ
- 第4章 イスラーム的統治は存在しない—政治的霊性としての“対抗導き”
- 第5章 用いる者と用いられるものは別である—一九八〇年代統治論の展開
- 終章 抵抗と権力から統治する主体へ
「BOOKデータベース」 より