初級講座弦理論
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書誌事項
初級講座弦理論
丸善プラネット , 丸善出版 (発売), 2013.9
- 基礎編
- 発展編
- タイトル別名
-
A first course in string theory
弦理論 : 初級講座
- タイトル読み
-
ショキュウ コウザ ゲンリロン
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注記
原著第2版の翻訳
参考文献について: 発展編p[665]-667
文献リスト: 発展編p668-672
内容説明・目次
- 巻冊次
-
基礎編 ISBN 9784863451773
内容説明
MITの学部学生向けの講義から生まれた教育的な弦理論の教科書。“基礎編”では相対論的な開弦および閉弦の基本的な量子化までを丁寧に解説する。まず特殊相対論と光錐座標系、高次元時空、余剰次元のコンパクト化などの背景概念を導入し、非相対論的な弦の力学を復習する。そして相対論的な点粒子や弦の古典論を論じ、それらに対して光錐量子化を施して、Lorentz不変性の要請から弦理論の臨界次元が決まることや、弦の量子状態として光子や重力子が現れることなどを見る。最終章では超対称性を導入した超弦理論の考え方を簡潔に紹介する。
目次
- 緒論
- 特殊相対性理論・光錐座標系・余剰次元
- 様々な次元における電磁気学と重力
- 非相対論的な弦
- 相対論的な点粒子
- 相対論的な弦
- 弦のパラメーター付けと古典的な運動
- 世界面カレントと保存量
- 相対論的な光錐弦
- 各種の光錐場とボゾン
- 点粒子の光錐量子化
- 相対論的な量子開弦
- 相対論的な量子閉弦
- 超弦理論入門
- 巻冊次
-
発展編 ISBN 9784863451780
内容説明
MITの学部学生向けの講義から生まれた教育的な弦理論の教科書。“発展編”では、“基礎編”で詳述した量子弦の基礎概念を背景に置いて、弦理論の多様な発展的側面を概観する。D‐ブレインと開弦を利用したYang‐Mills場の構築や、弦のKalb‐Ramondチャージ、T双対性の概念について説明し、D‐ブレインの電磁場を考察する。更に、弦理論を利用した素粒子モデルやブラックホールの統計力学、AdS/CFT対応などの応用的な話題を紹介する。共変な量子化についても簡単に言及し、最後の部分では弦のダイヤグラムを用いて弦の相互作用やループ振幅を論じる。
目次
- D‐ブレインとゲージ場
- 弦のチャージと電荷
- 閉弦のT双対性
- 開弦およびD‐ブレインのT双対性
- 電磁場を持つD‐ブレインとT双対性
- Born‐Infeld理論とD‐ブレインの電磁場
- 弦理論と素粒子物理
- 弦の熱力学とブラックホール
- 強い相互作用とAdS/CFT対応
- 弦の共変な量子化
- 弦の基本的な相互作用とRiemann面
- 弦のダイヤグラムの構造とループ振幅
「BOOKデータベース」 より