日本仏教の医療史
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日本仏教の医療史
法政大学出版局, 2013.10
- タイトル読み
-
ニホン ブッキョウ ノ イリョウシ
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内容説明・目次
内容説明
古来病苦は人の属性のようにもなっている。その病苦、そして、その先にある死苦に対して、人はどう向き合い、苦悶する人たちに対して仏教はいかに関わってきたのか。自然科学をベースとする医学を仏教はどのように取り込み、苦痛の解消に役立ててきたのか。仏教の病因論と治方論、祈療と医療の交錯、僧医の系譜、薬種の栽培と製薬、天皇の治療・看取りから癩者(ハンセン病者)へのまなざしまで、厖大な文献を渉猟し、絵巻に見る病の図像を参照しつつその歴史を克明に跡づける。
目次
- 生を脅かす病
- 仏教の病因論と治方論
- 交錯する祈療と医療
- 看取りと往生
- 天皇を看取る
- 時衆・遊行聖における病
- 絵巻にみる病の図像
- 病に向けられた仏教者の目
- 薬種の栽培と製薬に励む寺僧
- 僧と医師を兼ねる者たち
- 沢庵と白隠の医学
- 明治の医療政策と仏経
「BOOKデータベース」 より