幻滅からの創造 : 現代文学と「母親」からの分離
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書誌事項
幻滅からの創造 : 現代文学と「母親」からの分離
新曜社, 2013.10
- タイトル別名
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幻滅からの創造 : 現代文学と母親からの分離
- タイトル読み
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ゲンメツ カラノ ソウゾウ : ゲンダイ ブンガク ト 「ハハオヤ」 カラノ ブンリ
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注記
参考文献表: p299-305
内容説明・目次
内容説明
現代日本の文学には、宮部みゆき、村上春樹、梨木香歩など、主人公の心の闇や影の部分を描いたファンタジーが多い。「母親からの分離」をキーワードに、前エディプス期の精神分析理論を通して、かれらの作品の真の意味を読み解く。
目次
- 序章 前エディプス期の心の世界と文学研究(精神分析的文学研究と前エディプス期の理論;母親から分離する不安を「抱える」プロセス)
- 第1章 精神内界的「幻界」の旅—宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー』(ワタルとミツルの投影同一化と迫害的な分身;「悪」の統合と第三項)
- 第2章 失われたものと取り戻せるもの—村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(分裂した世界と包容的・迫害的対象;登場人物の対話と第三項)
- 第3章 傷ついた心と影の統合(少年たちの心の絆と分離—『龍は眠る』『鉄コン筋クリート』『少年アリス』;心の「傷」と向き合う少女—梨木香歩『裏庭』)
「BOOKデータベース」 より