仮名日記文学論 : 王朝女性たちの時空と自我・その表象

書誌事項

仮名日記文学論 : 王朝女性たちの時空と自我・その表象

今関敏子著

笠間書院, 2013.10

タイトル別名

仮名日記文学論 : 王朝女性たちの時空と自我その表象

タイトル読み

カナ ニッキ ブンガクロン : オウチョウ ジョセイ タチ ノ ジクウ ト ジガ・ソノ ヒョウショウ

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注記

索引: 巻末p1-10

内容説明・目次

内容説明

10世紀後半から14世紀中葉にかけて、女性作者たちは、自己を素材にして多彩な作品を残した。彼女たちは、限られた時空で何を信じ、何に価値を見出し、置かれた状況と自己をどのように捉え、どのように生きたのか。仮名日記文学はその自己表象の一つである。個々の作品だけではなく、中古と中世を区切るのではなく、平安期から南北朝にかけて続いたひとつのジャンルとして捉え、仮名日記文学に向き合う。

目次

  • 序章 仮名日記文学の流れ
  • 第1章 自我と時間(“自我”の表象—仮名日記文学と自伝;“時間”の表象—解体と組み換え ほか)
  • 第2章 夢の表象(旅寝の夢(勅撰集覊旅歌の類型;紀行にみる類型と独自性);『更級日記』の夢—作品空間と存在把握 ほか)
  • 第3章 涙の表象(『蜻蛉日記』の涙—精神の変容と軌跡;『讃岐典侍日記』の涙—号泣から詩的表現へ ほか)
  • 第4章 制度と表現(『弁内侍日記』にみる危機感と表現;『とはずがたり』の達成—家と女をめぐって ほか)
  • 終章 自己を語ることの意味

「BOOKデータベース」 より

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