文書史料が語る近世末期タイ : ラタナコーシン朝前期の行政文書と政治

書誌事項

文書史料が語る近世末期タイ : ラタナコーシン朝前期の行政文書と政治

川口洋史著

(ブックレット《アジアを学ぼう》, 28)

風響社, 2013.10

タイトル読み

ブンショ シリョウ ガ カタル キンセイ マッキ タイ : ラタナコーシンチョウ ゼンキ ノ ギョウセイ ブンショ ト セイジ

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注記

参考文献: p62-66

内容説明・目次

内容説明

近代シャムは突然生まれたのだろうか。「西洋の衝撃」に応え、明治日本と同時期に近代化を進めたタイ。そうした国家の基盤は実は近世に形成されていたのではないか。「停滞の近世」のイメージを史料から再考。

目次

  • 1 ラタナコーシン朝(1782年‐)の成立と展開(ラタナコーシン朝の成立;王朝政府と地方統治;国書をやり取りする君主たち—外交関係の形成;ラタナコーシン朝の変容;大臣たちの履歴—出世コースの変化とブンナーク家の限界)
  • 2 ラーマ三世王時代(1824‐51年)の文書システムと政治(増える行政文書;文書に基づく行政—上申文書の処理;文書の起草と発給の流れ—命令文書の発給;文書処理の担い手—実務官僚の上昇;三世王時代の政治構造—イギリス使節ブルックの条約改訂交渉;「王は王としか文書を交わさない」—文書システムの論理)
  • 3 文書史料が語るラーマ四世王モンクット時代(1851‐68年)の政治(四世王モンクットとその時代;政治に意欲を燃やす四世王;親政を目指す四世王—宸筆と上奏文;四世王と官僚たち—カンボジア情勢をめぐって;チャオプラヤー・シースリヤウォンの台頭と官僚たちの識見)

「BOOKデータベース」 より

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