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木材と文明

ヨアヒム・ラートカウ著 ; 山縣光晶訳

築地書館, 2013.12

Other Title

Holz : wie ein Naturstoff Geschichte schreibt

木材と文明 : ヨーロッパは木材の文明だった。

Title Transcription

モクザイ ト ブンメイ

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Note

原著改訂増補版 (oekom verlag, c2012) の全訳であるが、訳者による一部修正あり (訳者あとがきによる)

文献: p349

Description and Table of Contents

Description

ヨーロッパは文明の基礎になる「木材」を利用するために、どのように森林、河川、農地、都市を管理してきたのか。王権、教会、製鉄、製塩、製材、造船、狩猟文化、都市建設から木材運搬のための河川管理まで、錯綜するヨーロッパ文明の発展を「木材」を軸に膨大な資料をもとに描き出す。

Table of Contents

  • 第1章 歴史への木こり道(木の時代;人間と森—歴史を物語る数々の歴史;歴史的変遷における木材の自然としての本性)
  • 第2章 中世、そして、近世の曙—蕩尽と規制の間にあった木材資源(森の限界に突きあたる中世社会;建築用木材と様々な用途の木材—木材が交易商品となる;薪の大規模消費者の勃興と第一波のフォルスト条令)
  • 第3章 産業革命前夜—「木の時代」の絶頂と終焉(改革、革命、そして、木材業;「木材飢饉という亡霊」—木材業は破局を目の前にしていたのか;森—生活の空間から資本へ;木材の消費者—家計を営む者の木材の節約、拡がる木材の節約;しだいに押しのけられる木材)
  • 第4章 高度工業化時代—材料への変質と木材のルネッサンス(森—工業化の時代の経済の原動力;木材工業における技術革命;断絶を招く原材料、つなぎ合わせる手段—環境保護の時代の森と木材)
  • 第5章 国境を越えて見る—西欧文化以外における木材と森の生業(グローバルな視野とコントラスト—アジア諸国の事例;相剋と(自称の)解決策)

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