万物は流転する
著者
書誌事項
万物は流転する
みすず書房, 2013.12
- タイトル別名
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Все течет--
- タイトル読み
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バンブツ ワ ルテン スル
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注記
解説: 亀山郁夫
底本: Эксмо, 2010
内容説明・目次
内容説明
1953年、スターリンが死んだ。神のような指導者の突然の死が、国土を震撼させる。ラーゲリ(強制労働収容所)からは何百万もの人びとがぞくぞく出所してきた。主人公イワン・グリゴーリエヴィチは自由を擁護する発言を密告され、29年間、囚人であった。かつて家族の希望の星だった育年は、老人となって社会に戻った。地方都市でささやかな職を得たイワンは、白髪が目立つが美しい女性アンナと愛しあうようになる。彼女には、ウクライナで農民から穀物を収奪し飢饉に追い込んだ30年代の党の政策に、活動家として従事した過去があった。生涯で一番大事なことを語りあうふたり。しかし…。作家グロスマンが死の床でも手離さなかった渾身の遺作。
「BOOKデータベース」 より