習慣の教育学 : 思想・歴史・実践
著者
書誌事項
習慣の教育学 : 思想・歴史・実践
知泉書館, 2013.12
- タイトル別名
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習慣の教育学 : 思想歴史実践
- タイトル読み
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シュウカン ノ キョウイクガク : シソウ・レキシ・ジッセン
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内容説明・目次
内容説明
人は「習慣的世界」に適応することから人生を始め、生涯にわたって習慣と関わりながら生きていきます。習慣は時として人を拘束し、時として高めてくれます。それは理性により吟味される必要があります。古代ギリシア・ローマ以来、人間教育は「生まれつき・本性」と「習慣・習慣づけ」そして「理・教え」を中心に営まれてきました。アリストテレスは人間の卓越性(徳)には頭の良さとしての「知性的卓越性」と人柄の良さとしての「倫理的卓越性」があり、それぞれ「教え」と「習慣づけ」により陶冶されると言います。そこには理想的な人間像が含意されていますが、今日ではあるべき人間や教育の像が混迷しています。本書は習慣と教育という観点から、現代の教育のなかに新たな可能性を追求する試みです。
目次
- 1 習慣と教育
- 2 古代における習慣と教育—「人間性」の誕生
- 3 中世における習慣と教育—修道院の規律と訓練そして大学
- 4 初期近代における習慣と教育—「文明化」に向けて
- 5 近代における習慣と教育—教育の体系化へ向けて
- 6 近世および近代の日本における習慣と教育—失ったもの/手に入れたもの
「BOOKデータベース」 より