プルースト、美術批評と横断線

書誌事項

プルースト、美術批評と横断線

荒原邦博著

(流動する人文学)

左右社, 2013.12

タイトル別名

Proust, la critique d'art et la transversalité

プルースト美術批評と横断線

タイトル読み

プルースト ビジュツ ヒヒョウ ト オウダンセン

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注記

博士論文「プルーストと世紀転換期の美術批評--横断線としてのテクスト・美術史・美術館」(東京大学, 2009年) を元にしたもの

参考文献一覧: plix-lxxix

内容説明・目次

内容説明

絵画が言語の形を取って小説のテクストを横切って行く—。美術批評家たり得なかったプルーストの批評的言説、そこに引かれた幾本もの“横断線”の働きを解き明かすとき、テクストは新たな相貌を見せはじめる。ドゥルーズの概念を作家の実存的な帰結として捉えなおす、プルースト研究の俊英による刺激的論考!

目次

  • 序章 絵画と横断線—プルーストと絵画の問題はどう論じられてきたか
  • 第1章 「ゲルマント家の夕食会」における絵画の挿話の生成過程
  • 第2章 マネをめぐる社交界の会話とその美学的問題—『ゲルマントのほう』における美術批評(1)
  • 第3章 十九世紀後半におけるルーヴルの文学的表象と美術館の概念—ゾラ・プルースト・美術館
  • 第4章 モローをめぐる社交界の「さかしま」な言説とその美学・科学・制度的問題—『ゲルマントのほう』における美術批評(2)
  • 第5章 ドガの美学・政治学的問題と世紀転換期の絵画「理論」—ドガ・ダンス・プッサン
  • 終章 世紀と横断線、あるいは不断の生成

「BOOKデータベース」 より

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