自由論 : 自然と人間のゆらぎの中で
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自由論 : 自然と人間のゆらぎの中で
(岩波人文書セレクション)
岩波書店, 2014.1
- タイトル読み
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ジユウロン : シゼン ト ニンゲン ノ ユラギ ノ ナカ デ
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注記
1998年刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
近代の個人主義は、はたして私たちに生きる自由をもたらしたのか。貨幣を得るためだけの労働、利益をめざす時計の時間に私たちは追われていないか。今求められているのは、自然と交わり、四季の時を感じながら、それぞれの場で人々とともに自由を創造すること—。山村で暮らし、森をめぐりつつ思索を深めたみずみずしいエッセイ集。
目次
- 1 現代の自由について考えるために(近代革命から二〇〇年余を経て生まれた現実について;近代的自由の苦悩について;日本の戦後史と自由の関係について)
- 2 近代的自由を検証しなおすために(「自然」が投げかけている問いについて;時間と自由の関係について;現代的労働の動揺について;自然とともに生きる人々、あるいは風土と自由の関係について;企業と人間の関係について)
- 3 新しい自由観を創造するために(近代的個人をめぐる混乱について;「拡大系の社会」と「循環系の社会」について;「社会主義の崩壊」について;人間的知性と不自由の関係について;自由の多元性と「場所」の関係について)
- 4 まとめに代えて—自由をめぐる現代の混沌に分け入りながら(私たちの戦後史をふり返りながら;ゆらぎゆく自由の先に)
「BOOKデータベース」 より