根来寺を解く : 密教文化伝承の実像
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根来寺を解く : 密教文化伝承の実像
(朝日選書, 915)
朝日新聞出版, 2014.2
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ネゴロデラ オ トク : ミッキョウ ブンカ デンショウ ノ ジツゾウ
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Note
大伝法院・根来寺関係年表: p289-305
参考文献: p306-313
Description and Table of Contents
Description
豊臣秀吉に焼き払われたといわれる根来寺。だが江戸初期、早々に復興し全国の新義真言宗の祖山として仰がれた。平安末の創建から900年に及ぶ歴史はどのように重ねられたのか。平安末、不世出の僧、覚鑁は、生きながらに往生する密教世界をかたちにあらわし、鳥羽上皇はじめ貴顕の篤い帰依をうけた。その智の情報の伝達を求め、根来寺へと全国から学生が結集、フロイスにより「3500人以上の学生を擁する」とイエズス会に報告された。度重なる法難のなか、学生らにより絶え間なく執行された法会は、まさに密教文化継承の営みである。根来寺の歴史を読み解き、日本における仏教文化伝承の実像を明らかにする。
Table of Contents
- 序章 根来寺九〇〇年の歩み
- 1章 覚鑁の教えとかたち—一二世紀
- 2章 学山へ—一三世紀
- 3章 根来寺盛衰—一四〜一五世紀
- 4章 根来寺の智恵—一六世紀末〜幕末
- 5章 根来寺現代考
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