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検証防空法 : 空襲下で禁じられた避難

水島朝穂, 大前治著

法律文化社, 2014.2

Other Title

防空法 : 検証 : 空襲下で禁じられた避難

Title Transcription

ケンショウ ボウクウ ホウ : クウシュウカ デ キンジラレタ ヒナン

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Note

略年表: p230-233

参考文献・資料: p248-260

Description and Table of Contents

Description

「逃げるな、火を消せ!」戦前日本の防空法制によって国民の生命や財産は守られたのか?国民保護法をはじめ、国民の不安感を利用するかのように制定される諸立法。「守るべきものは何か」という本質的な問題を防空法制を通じて問い直す。

Table of Contents

  • 第1章 なぜ逃げなかったのか(空襲の恐怖よりも大きかった「重圧」;防空法の制定—何を守ろうとしたか;初期の防空訓練と燈火管制;命を投げ出して御国を守れ—防空法の改正)
  • 第2章 退去の禁止、消火の義務付け(都市からの退去を禁ず(防空法八条の三);空襲時には火を消せ(防空法八条の五))
  • 第3章 情報操作と相互監視(大空襲は「想定外」ではなかった;防空壕は、「床下を掘れ」—生き埋め被害拡大へ;防空の任務を担う「隣組」—参加と監視のシステム)
  • 第4章 悲壮な精神主義の結末(「焼夷弾は恐ろしくないという感じを持たせる」;東京大空襲を受けて、「さらに敢闘努力せよ」;押収された米軍の伝単(空襲予告ビラ);「人貴キカ、物貴キカ」—空襲直後の帝国議会)
  • エピローグ—防空法とは何だったのか(防空法制研究が切りひらいた大阪空襲訴訟;3・11後のいま、改めて問う現代的意味)

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Details

  • NCID
    BB14897697
  • ISBN
    • 9784589035707
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    京都
  • Pages/Volumes
    iv, 268p
  • Size
    21cm
  • Classification
  • Subject Headings
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