書誌事項

沈黙の世界

マックス・ピカート [著] ; 佐野利勝訳

(始まりの本)

みすず書房, 2014.2

タイトル別名

Die Welt des Schweigens

タイトル読み

チンモク ノ セカイ

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注記

1964年刊の新編集

内容説明・目次

内容説明

沈黙は言葉の放棄と同一のものではない。沈黙は決して、言葉が消失したあとに取り残されたような、見すぼらしいものではない。沈黙は或る種の全きもの、自己自身によって存立する或るものなのである。沈黙は言葉とおなじく産出力を有し、言葉とおなじく人間を形成する。ただ、その程度が違うだけである。沈黙は人間の根本構造をなすものの一つなのだ。(…)読者はこの本によって、言葉を軽視するような誤った結果にたち到ってはならない。人間が人間として存在し得るのは、言葉によるのであって、沈黙によるのではないのである。

目次

  • 沈黙の相
  • 始原の現象としての沈黙
  • 沈黙からの言葉の発生
  • 沈黙と、言葉と、真理
  • 言葉における沈黙
  • 沈黙と言葉との中間にある人間
  • 沈黙におけるデモーニッシュなるものと言葉
  • 言葉と身振り
  • 古代の言葉
  • 「自己」と沈黙〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB14918254
  • ISBN
    • 9784622083726
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    270p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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