「3・11」後の技術と人間 : 技術的理性への問い
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「3・11」後の技術と人間 : 技術的理性への問い
(世界思想社現代哲学叢書)
世界思想社, 2014.3
- タイトル別名
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311後の技術と人間 : 技術的理性への問い
- タイトル読み
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3・11 ゴ ノ ギジュツ ト ニンゲン : ギジュツテキ リセイ エノ トイ
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文献一覧: p221-230
内容説明・目次
内容説明
「3・11」大震災は哲学に何を突きつけたか。大震災は、日本に張りめぐらされた権力構成体=「原発ペンタゴン」を明るみに出したが、これを機に哲学が問うべきは、近代において理性が、技術・テクノロジーに依存する「技術的理性」に変貌したという事実である。本書は、原発をはじめとする技術問題を俎上に載せて「技術的理性」の諸特質について論じ、その変革可能性を考察する。
目次
- 第1章 技術的理性とは何か(目的と適合性—技術的理性は目的に対する手段の発見に関心をもつ;自然の支配—制御可能性への過信;人間の支配—人間に対する無関心 ほか)
- 第2章 「3・11」原発事故と技術的理性(電気エネルギーの獲得と原発採用—技術的理性と原発ペンタゴン;自然現象の予測・制御可能性への過信—技術的理性は放射性物質の核分裂過程さえ制御可能と見る;津波と被害予想の軽視—「科学的データ」への不当な固執 ほか)
- 第3章 「3・11」後の技術—技術的理性を超えて(技術使用の正義論—人格主義的正義原理;いかにして技術的理性は変革しうるのか)
「BOOKデータベース」 より