焼跡からのデモクラシー : 草の根の占領期体験
著者
書誌事項
焼跡からのデモクラシー : 草の根の占領期体験
(岩波現代全書, 025-026)
岩波書店, 2014.3
- 上
- 下
- タイトル別名
-
焼跡からのデモクラシー : 草の根の占領期体験
- タイトル読み
-
ヤケアト カラノ デモクラシー : クサ ノ ネ ノ センリョウキ タイケン
大学図書館所蔵 全166件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784000291255
内容説明
戦後日本の民主主義は「与えられた/押しつけられた」ものなのだろうか。占領下の時代、人びとが、アジア太平洋戦争の過酷な体験を決定的な契機として、戦前からの平和・自由・共助などの伝統的価値観の基盤の上に、民主主義を自ら作りあげ、獲得していったことを、彼らが残した日記や雑誌への投稿、聞き取りなどを通して明らかにする。上巻では、焼跡の中で人びとが平和や戦争責任・天皇制、自由と民主主義などについてどのように考えていたかを辿る。
目次
- 第1章 戦争から戦後へ(ある若者の戦中・戦後—大阪市電車両修理工場職員の場合;ある徴用工の戦中・戦後—大阪陸軍造兵廠徴用工の場合;ある民間知識人の戦中・戦後—東京・馬込隣組役員の場合)
- 第2章 平和の構想(平和主義の成立;原爆と平和)
- 第3章 平和意識の獲得(ある砥石屋の体験;ある国鉄労働者の体験;中島飛行機女子職員の体験)
- 第4章 戦争責任論と天皇制(民衆の戦争責任論;極東国際軍事裁判(東京裁判)に対する反応;他のアジアに対する責任論;天皇の戦争責任をめぐって)
- 第5章 自由と民主主義の再創造1(民主主義の論議;三菱重工横浜造船所工員の体験;町工場の旋盤工の体験)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784000291262
内容説明
戦後日本の民主主義は「与えられた/押しつけられた」ものなのだろうか。占領下の時代、人びとが、アジア太平洋戦争の過酷な体験を決定的な契機として、戦前からの平和・自由・共助などの伝統的価値観の基盤の上に、民主主義を自ら作りあげ、獲得していったことを、彼らが残した日記や雑誌への投稿、聞き取りなどを通して明らかにする。下巻では、自立と解放を模索した女性たちや、基本的な権利を奪われた在日朝鮮人たちの苦闘を辿るとともに、敗戦を経過しても継続した「帝国意識」の意味を考える。
目次
- 第6章 自由と民主主義の再創造(ある高校教員の戦後体験;ある小学校教員の体験)
- 第7章 女性の自立と解放をめざして(女性解放の息吹;あるダンサーの自立への願い;ある共働き家庭の妻の苦闘;中島飛行機元職員の結婚・離婚と自立;ある女学校・中学校教員の体験)
- 第8章 中国・ソ連へのまなざし(日中戦争の反省と中国観;シベリア抑留問題と戦後)
- 第9章 見えない他者(在日男性にとっての平和と民主主義;在日女性にとっての平和と民主主義)
- 第10章 変わらざる意識—あるエリート社員のインドネシア体験
「BOOKデータベース」 より